①SI(ショートインプラント)

矯正で歯を動かす固定としてSI(ショートインプラント)をよく使います。麻酔をふくめて5分以内で終了します。痛みもほとんどありません。7mmから8mmのチタンのネジ状のものを 埋入します。矯正が終わったら取り除きます。

このSIは、ネジを入れる時より、引き抜くときの方がきつくなることによりSIがとれにくくなっています。

結局どのメーカーのSI(ショートインプラント)を打っても、くっつかず脱離する時は脱離します!

徳島大学歯学部矯正科の広島が生んだ天才!田中栄二教授が開発。

注文先はバイオデントです。

SI(ショートインプラント)をいれて、3番からゴムで引っ張ります。

SI(ショートインプラント)で、たすき掛けする場合もあります。

7番の遠心に埋入することもあります。

上下の顎間ゴムでは、下顎が前後に動いてしいます。

上顎の歯を動かすなら上顎にSI、下顎の歯をを動かすなら下顎のSIを打って同顎にゴムをかけた方が確実です

SI埋入が治療に有効なら何本でも打ちます。糸目をつけません!

SI(ショーインプラント)を多用してSMAPシステムを使う時があります。これは最近失敗が多いのでSIを多用しています。

 (SIはT大病院でやってもらいました。でもXでした)

SI(ショートインプラント)をSMAPで応用した症例

東北が生んだ世界的天才の菅原先生!

ビフォー

当院のSMAP

アフター、1,6年で治療修了です

SMAPをやる場合は

「輪郭矯正OGSクリニック」

をご紹介致します

SMAPが脱離した症例

SMAPで開口及び反対咬合を直した症例(パノラマ写真で解説)

スタートは16歳、終了は17歳です

SMAPはきちんとくっつきました

予後5年後、左上の8番が出てきたため抜歯

上顎右の6番はCで疼痛のため抜髄しました

10年後も予後は安定しています。

②拡大庄をインプラントに組み込みます。

ホワイトライン」の拡大床。マウスピース矯正と拡大を同時に行う。クラスプがないので金属を飲み込む心配がありません!

 

上顎、下顎の6番の左右の舌側6-6間は36mmが最低減の幅です。

当院の100名以上の患者さんの平均では38.2mmでした。拡大庄でインビザラインに組み込み、インビザラインと同時に6-6間が36mm以上になるように歯列を広げます

20歳以前(個人差有り)の正中口蓋法線が癒合していない場合は、下図の金属の急速拡大装置の方が良いです。(できれば9歳まで)

正中が広がって拡大するために、臼歯の歯冠が頬側に広がってしまう

「フレア」がおこりません。

小児のレジン庄の拡大は臼歯がフレアするからあまり良くありません!


30年の臨床経験で、小児の場合は、顎を先に正常な大きさにすれば、歯が正常に並びます!小児矯正の拡大はできれば9歳までに終えます。
 急速拡大装置とプレオルソで治します。
 歯根が完成する前に歯を動かすと歯根吸収を起こします。だからなるべくワイヤー矯正はしません。
 

プレオルソは↓

歯を拡大すると、歯列が

広くなりハリウッドスマイルになります。

歯列が広がると広角の黒い部分が見えなくなり、笑顔が明るくなる! 映画プリティウーマン以来32年間、全米NO1の笑顔がきれいな女優!大ファンです!

歯列を広げるということは、中顔面を広げるということです。

上顎穂広げると中顔面は立体的に広がります。鼻が立体的に高くなり空気を吸いやすくなります。鼻呼吸を促進します。美人やイケメンになります!

7番はもともと咬合が遠心に上がっています。下顎の遠心移動で臼歯が早期接触してくるからです。

だから7番は少々咬合の咬みが甘くてもOKです

7番は、SpeeやWilsonのカーブでは上方に上がって

7番の傾きもこのカーブにそっています。

だから上顎7番の遠心咬頭が咬まずに上がっていても自然です。

そもそもTeed法では7番の遠心を上げます

このためにTip-Backします

6番の直しかた②

「新開発のロングフック」足の立ち上がりは画像をみて、人の骨の出具合に合わせて、ロングフックを患者さんにあわせてカスタマーメイドします!


お出かけ用はリテーナーの表面の全面に穴を開けます。

これは消耗品です。

咬合を上げてしまうので咬合面はシートに穴を開けて覆いません。

リテーナーは一生付けます。今ハリウッドの40歳以上の女優さん達は、夜はアンチエイジングの為にリテーナーを毎晩付けています。3DS(ジェルコート等)やホワイトニング(米国は特に)も同時に行います。 


 矯正の最後はリテーナーです。マウスピース矯正の厚いリテーナーは咬合を上げてしまうので良くありません。自宅はホワイトリテーナーにしてこれをメインにします。これを一生使います。

咬合を邪魔しません。前歯部は透明ワイヤーです

このタイプは「ホワイトラインテクノロジー」で作れます。

IPR(歯間の削合)について

 IPRは下顎前歯部の点接触のコンタクトを、平らにIPR(ストリップス、削合)します。そうすれば歯は面接触になり動かなくなります

P(歯周病)で歯並びが悪くなった患者さんに「IPRしてから最後にマウスピースのリテーナーを睡眠時に装着する事」

をお勧めします

インビザライン以外のマウスピース矯正の症例↓

IPR(歯間の削合)するゲージです

歯の隙間を図るゲージです

近心傾斜などの改善には、臨在歯の頬側にボタンを設置するか、アライナーへボタンカットを入れて、ロングフックとエラスティックでゴム掛けします。


         マウスピースシートの素材の各面の厚みの比較です

咬合が増すと顎関節の隙間が多くなる。それを補償するために「平衡」かむしろ「臼歯部が低く、前歯部が高い方」が望ましいです。


この咬合面のように臼歯部を低く、前歯部を高くすれば咬合の平衡が取れます