「マウスピースの素材の考察」   

 ①臼歯部と前歯部の上下のマウスピースシートの厚みの日々の増加や、臼歯部と前歯部のマウスピースシート圧接で高低差ができることにより  、顎関節部の空間の拡大を起こします  。
  ②咬合が増し、顎関節の隙間が多くなります。だからそれを補償するために「平衡」かむしろ「臼歯部が低く、前歯部が高い方」が望ましいです。   
   毎日1%の利率は、次の日は1.01倍ですが、72日後には2倍、そして1年後に約37.8倍まで利率が上昇します。4%なら、151倍です!   

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②表層の素材は55umのポリエーテルウレタン(加水分解しない)、中間層の素材は、RET系樹脂(加水分解する)です。 
インビザラインのスマートトラックは、臨床の厚さ500umのうち,「柔らかい1/9(55um),固い7/9(388um),1/9(55um)」の柔らかい部分は、    歯の移動を終えると、咬合ですり減りすぐに無くなります。だから、この部分を全体の1/9の厚さにしてすぐに穴があくようにしています。   
 頬側の部分を圧接でも減らさないようにして,矯正力がかかるようにしています。   
先に咬合で加水分解しない表層に穴をあけて、水をしみこませ、水を中間層に送り加水分解させて、シートを弱らせて薄くします。   
インビザラインのスマートトラックは、最初は上下顎で780um(0.78mm)の咬合増加を起こしますが、使っていくうちに急激に口腔内で水が染み込み、厚みが減ります。   
 最初の固い厚さが、388umあるので、中くらいの強さの力を、1枚のシートで短期的(約2週間)に与える事ができます。   
 
上記のように1,5mmのシートと1,0mmのシートとでは、厚みの少ない物を圧縮した方が、臼歯部と前歯部の厚みの差の割合が少ないです  | 
75%圧接することにより、臼歯部と前歯部の高低差がうまれます。スマートトラックの最初の厚みは750um(0.76mm)ですが、500umまでこれを圧接します。
 
 インビザラインのスマートトラックは、22%臼歯部の臼歯部の柔らかい所を咬合で嚙みちぎることで臼歯部を低く前歯部を高くすることにより、臼歯部の咬合の高際の合計を緩衝します。 
 現在の臼歯部の厚さ500umに対し、500X22%=110umの咬合を低くする効果です。 
 一枚の厚さ500umX2(上下)ー110umX2=780um(上下2枚の厚さ)で780um合の高さになるまで厚さを減じています。   
  1.0mmのナイトガード一枚を圧接した750umとほとんど代わり借りません。 
最後に、頬側と咬合面の収縮度の違いをみてください。スマートトラックは、9%にその違いを抑えて、咬合面が減っても、頬側の矯正力が落ちないようにしています。ックは、「恐るべし!」です 

③ストローマンのZendura FLXは、最初のシートの厚さ810umのうち,「固い30%(250um),柔らかい40%(310um),固い30%(250um)」で、 
 固いシートで柔らかい部分を挟むことにより、弾力があり、持続的な強い矯正力が発揮でき、   
 同じ時間あたりに歯を動かすのはスマートトラックをより多くできます。歯の痛みも少ないです。   
 ですが、厚さが、だいぶ時間がかからないと減りません!(使用後の厚さを図った結果、4週間以上で1/5減るが、それ以上は無くなりません)   
 表層の素材は250umのPET系樹脂(加水分解する)、中間層の素材は、ポリエーテルウレタン(加水分解しない)です。  だから中間層が減りません。表面の成分が加水分解してゆっくりと減ります。その分矯正力も劣ってきます。 
 ストローマンのZendura FLXは、最初のシートの厚みの810umの圧接により、片顎607umになります、上下顎で、合計の厚みが1214umになるので、   
 1214um(1.114mm)の、咬合の増加になります。これは、最初をだけの厚さを両方比べた場合、スマートトラックの「1.6倍」の厚みです。     
 最初の固いところの厚みが、232umなので、232um/388um=0.6で,スマートトラックより60%の弱い力になりますが、柔らかい層があるので小さな力を1枚のシートで持続的(3週間)にかけられます。

圧接することにより、臼歯部と前歯部の高低差がうまれるが、最初の厚みは810umなので、スマートトラックと同様の割合の臼歯部と前歯部の高低の差になります。   
 ストローマンのZendura FLXの装着を9か月以上続けると、臼歯部の圧下、下顎の前方転移につながる場合があります。   

④Zendura FLXの真ん中をもっと柔らかくすれば、それがすぐに全部つぶれて厚みを軽減できると思っていました。   
⑤それで、静岡に工場がある、Y社と2年かけてZendura FLXの真ん中が4%から8%やわらかいマウスピースシート[TypeNew」を開発しました。   
⑥これは、しばらくマイルドに歯に力をかけ続けて、患者さんの疼痛を和らげるのは効果があります。部分矯正に最適な、ZenduraFLX以上の素材が出来ました!
⑦ですが、柔らかくしても、柔らかい部分が全部なくなるのは、しばらくかかりました。
 時間をかけないと上下の厚さが、思ったほど薄くなりません。これでは、咬合を上げたままです。   
⑨やはり「柔らかい,固い,柔らかい」の素材を一から開発しなおさなければならない! 
⑩全顎のシートの開発は、最初から、やり直しです!!
トラックは動す歯に拮抗アタッチメントをつけてきます。これはて歯と骨との結合を促進させるためです   
 Zendura FLXの歯髄充血ですが、現在約70000件のうち49件起きてます。10000万人のうち7人おこる確立です。49件のうち12人は歯髄充血が解放に向かいました。
⑩他の固い固い素材は、上下あわせて750um以下でないと、顎の前方転移を起こす恐れがあります。ですが、これは直せます! 
⑪他の固い固い素材は、ずっと硬いままなので、咬合の高さがすごく増えて3か月で臼歯部の圧下、下顎の前方転移につながる場合があります。     
⑫すべてかたいハードタイプは、臼歯部と前歯部の圧縮の度合いや素材の柔らかさを考えるとZenduraAかインビザラインのビベラが良いです。

⑬ZenduraFLXの固い部分は250umx2(上下)x0.75(圧接で縮む)=375nmあります。
そのため、一回に動かせる移動距離は最高この80%の300um(0.3mm)です
 
⑭今回新しく開発したシートの「Type New」は臨床実験はまだですが、一回の最高の動きを200um(0.2mm)にする代わりに、   
シートの装着の限度の9か月を1年に伸ばすことができます!

毎日1%、小さな改善が生活の一部:いつでも最高の結果を出せる人の10の習慣 - ITmedia エンタープライズ

         マウスピースシートの素材の各面の厚みの比較です

咬合が増すと顎関節の隙間が多くなる。それを補償するために「平衡」かむしろ「臼歯部が低く、前歯部が高い方」が望ましいです。


この咬合面のように臼歯部を低く、前歯部を高くすれば咬合の平衡が取れます

 シート・①Duran・1.5mm 

この解析を行いシートの性質を突き止めたのは
「ホワイトラインテクノロジー」の松下社長です! 

臼歯部と前歯部の厚さの差は

+ 10%で臼歯部が高い、前歯部が低い

頬側と咬合面の差は頬側は

47%頬側が厚い

②Duran・0.75mm

 

臼歯部と前歯部の厚さの差は 

+4.5%で臼歯部が高い、前歯部が低い

頬側と咬合面の差は頬側が

33%頬側が厚い

③EssixACE・1.0mm

臼歯部と前歯部の厚さの差は

+4%で臼歯部が高い、前歯部が低い

頬側と咬合面の差は頬側が

49%頬側が厚い


④ZenduraA・1.0mm

臼歯部と前歯部の厚さの差はマイナス

ー7%で臼歯部が低い、前歯部が高い

頬側と咬合面の差は頬側が26%頬側が厚い


 ⑤ZenduraA・0.76mm 


臼歯部と前歯部の厚さの差は

1%でほぼ平行

頬側と咬合面の差は頬側が21%頬側が厚い 


 ⑥ZenduraFLX・0.76mm 


  臼歯部と前歯部の厚さの差は 

0%でほぼ平行

頬側と咬合面の差は頬側が27%頬側が厚い 


⑦インビザラインSmart Track・0.75mm

臼歯部と前歯部の厚さの差は 

ー17.6%で臼歯部が低い、前歯部が高い

頬側と咬合面の差は頬側が14%頬側が厚い 


結論

インビザラインのシートの臼歯部と前歯部の厚さの差は ー17.6%で臼歯部が低い、前歯部が高いです。

ので一番シートを入れた時に咬合を平衡にします

また頬側の「太り」も一番少ないので、アタッチメントにより正確な力をかけれます

インビザラインのアライン社には咬合のプロ中プロがいます!

マウスピース矯正の素材の電顕像を調べました

①から⑥

マウスピース矯正の素材の電顕像①

固い素材は、黒く映ります

各素材の色を比べて見てください

この材料は色が薄くかなり薄いのがわかります。柔らかい素材です

3層のシートを開発するより、単層のシート開発の方が難しいそうです(Y社のシートの担当責任)

各素材の赤外線スペクトルです。

どういう粗材でできているのか?がわかります