①この症例は歯の真ん中(正中)があっていません

パノラマ写真

下顎枝の左右の長さがすでに違います

顎が傾いています

顔の傾きがずれています

アフターでも正中が合いません。でもこれで良いのです!

顎自体が最初から傾いているからです

ビフォー・アフターでも正中は合いません

そもそも人間の心臓の位置は左についています。生まれた時点で体は左右対称ではありません!

②鼻の傾きも違います(別の症例)

利き腕も違う、足の長さや手の長さも違う。鞄をかける肩もいつも同じ側だけ!このように左右の習慣や骨格や筋肉も違います。

骨格や筋肉がちがうに、歯の正中だけそろえるは全くナンセンスです。顎だけそろえれば、他は直していないために体のバランスが崩れます。もし正中をそろえたいなら、その後の体も左右が正しくなるように、今後生活しなければなりません。それは不可能と思います。

③既に心臓の位置がずれています!

上顎の正中口蓋法線を見てください。すでに顎から右にずれています。

ビフォーアフター

そもそも体全体がずれています。正中がそろっていないのは当然です。この方が体のバランスに良いのです。人間の心臓は左についています。

人間は左右対称ではありません。

④この症例は正中を合わせるまで、軽い症例だと勘違いして、上顎左3番と下顎左6番、上顎右6番と下顎3番に交差ゴムで延々と6か月治療していました。ですが一向に治りませんでした。交差ゴムや歯間ゴムで治るのはごく僅かです。ほとんど治らないと言ってよいでしょう。

正中や上顎前突は根本的に直さないといけません。具体的には、、

上顎左の7番を遠心移動、上顎左の6番、45番、3番、2-2番を遠心に移動して、上顎右の3番、45番、6番、7番を近心に動かしました。つまりぐるっと一周上顎の歯を左向きに動かしたのです

(上顎を画面の右向きに回転させる)

上下顎3-3番は圧下しています

1年以上かかりました。(この図はまだ途中です)

正中を合わせるのはそれぐらい基本からやらなければいけません!

上顎前突を顎ゴムで直そうとする人がいますが治ったためしがありません。これも下記のようにします。

①上顎左右7番から遠心移動して歯をすべて遠心に下げます。

②拡大して前歯部を下げます(下図)

③6-6の近心を0.3mmほどIPRします。

④上下顎3-3を圧下します(それで上顎にトルクをあたえて歯軸を回転させて前歯を下げます)

⑤歯科のユニット(椅子)に、寝てかみ合わせ(BT)をとったら実際とずれました。

皆さんは、学校の校庭を時計のどちら廻りで走りましたか?

世界のほとんどの学校の校庭は時計と反対周りで廻ります。それは人間の心臓が左についているからです。体のバランスは左に偏っています。

一時「瞬足(しゅんそく)」というシューズが、流行りました。時計と左周りに廻れるように右の靴を高くしています。スケート選手は、カーブを曲がりやすくするために右側の靴を高くしています。


以前私が見学にいったマンションの部屋で、304East (東)と305West(西)は、家具も壁も全く同じのを使用していました。ですが、つくりは人が右回り、左回りに生活する、左右対称の物件でした。

なのに右回りの部屋はすぐに空きが出て、家賃が5年前から10万円も安くなっていました。外人も日本人も関係なく人の右回りは,病気になったり、調子がわるくなったり、と定着しませんでした。

人間の行動は左廻りが良いのです!

上は私がレイアウトした名古屋の医院の図です。

校庭のように一周ぐるっと左に廻れるように内装を作っています!

患者さんは、入ったら左に動くようになっています。

 

余談ですが「学校で綱引き」に勝つ必殺技があります

それはチーム全員が「ティッシュペーパー」を上下の歯の間に咥えることです

そうすればかみ合わせが格段に良くなり特別な力が出ます!