開咬の直し方について

①まずは上下顎とも6-6間が36mm以上になるように拡大します。

②上顎前突の場合は上顎の7番を遠心に送ります。

③大半の症例はこれで治ります、

④これでも、まだ開咬がある場合は、下顎の6,7間、5,6間、4,5間の歯根付近の不動粘膜と可動粘膜の所を見極めて、不動粘膜にSIを打ちます。

⑤7,6,5,4番の順にボタンカットを入れて、歯に金属ボタンを付け、ゴムの一番短いもので歯を圧下させてきます。良く歯は圧下します。

⑥場合によっては上顎の頬側と口蓋側にSIをいれて2つのSIからゴムをかけて歯を圧下させます。これも良く歯が圧下します。

⑦上下の歯のどちらかを圧下するかは、咬合平面をみて決めてください。

この症例は拡大しただけです。SIは使用していません。正中はもともと上顎がずれているのでこのまままが正常です。