マウスピース矯正の基礎となる

最初の小児矯正を紹介します。

これで治療が完了しない場合は、18歳以降にインビザライン矯正を

「自分で働いて自分が費用を出して」やることをお勧めします。

親の責任は18歳迄です。

小児矯正の治療以降に18歳までは、ワイヤー矯正はあまりやりません。この年齢は歯根が未完成で、ワイヤー矯正のために歯根吸収を起こしてしまうからです。

ただし、「いじめられるような歯並び」「緊急の治療を要する歯並び」はマイナス面も考慮に入れて治療します。

30年以上の臨床経験から、小児矯正は9歳までに顎を拡大すれば

大概の症例は治ります!

30年前に、神奈川歯科大学の佐藤教授により歯の成長のメカニズムが紹介されました!

蝶形篩骨軟骨結合は生後7~8年まで癒合しません。
だから、9歳までが拡大の時期です

(個人差あります)

蝶形後頭軟骨結合は18歳から20歳まで 軟骨結合するまで続きます。だから
 成人矯正はこれ以降が良いです。

早期にワイヤー矯正すれば 歯根吸収を起こします。


正中口蓋縫合線は20歳前半まで開くことがあります。(個人差大きい)
キシリトールガムを矢印の所に1日3回、一日中口蓋につけます。そうすれば良い舌の位置になります 

(それ以上噛むと消化されないので下痢!します)
 

顎を先に正常な大きさにすれば、歯が正常に並びます!小児矯正の拡大は、出来れば骨が癒合する9歳までに終えます。急速拡大装置とプレオルソで治します。これで本来の歯列の理想の状態を引き出します
 

2週間で急速に拡大して正、中口蓋縫合線開き、6か月以上こそのまま放置します。(私は1年放置)骨が出来るのを待ちます。口蓋が開くだけで臼歯部はフレアーしません。これがレジン庄の拡大庄より一番良い点です。

巷は、レジン庄の拡大がほとんどです。これでは歯が頬側に倒れこむ「フレア」を起こしてしまいます。

歯根が完成する前に歯を動かすと歯根吸収を起こします。だからワイヤー矯正はしません。やっても短期間です。これ以上に歯並びを直したい場合は、インビザラインを18歳以降でやります。

 

下顎は、4日に1回の回転で4か月ほど回します。急速拡大装置は

①上顎はストッパー有り

②下顎はストッパー無し

です。良く下顎の装置が抜けて壊してしまいます。気を付けてください。

上顎は6時間以上開けて1日2回2週間回します。

下顎は4日に一回、4か月回します。

上下顎は6-6の舌側の最低36mm以上を目標(実際は38mm) 子供によって回数(日数)は異なります


拡大すると前歯が遠心にひっこみます!

 歯列は広くなり、広角の黒い部分が消えてハリウッドスマイル!

上顎を広げると中顔面は立体的に広がります。鼻が立体的に 高くなり空気を 吸いやすくなります 鼻呼吸を促進します。 イケメン 美人になります!

口呼吸は直接ウィルスを体に取り込んでしまいます。これは鼻呼吸を促進して上顔面を発達させます。

鼻は70%のフィルターです。ウイルスを除去します!

歯列が広がると広角の黒い部分が見えなくなり、笑顔が明るくなる!
 映画プリティウーマン以来32年間、全米NO1の笑顔がきれいな女優!

 

「24歳、女性」は正中口蓋縫合線が癒合しています。癒合しないのは通常は18歳までです。個人差があります。必ずCTで確認します

11歳、女性の歯根の状態です

歯にバンドを入れるために。金属の0.51のミディアム、ロング、エキストラロングを一週間つけます。とれても飲み込んでも大丈夫!欧米開発されて以来、30年間事故無しです!痛くありません!

ゴムのセパレーターはよく取れてきます。

こちらの方が確実です。

除去は決して痛くしないように気をつけます

かけ方と取り方は練習が必要です!

飲み込んでもこの30年事故がありません!

フックの注文先は

TPオーソデンタルの「セルフロッキング セパレーションスプリング」のワイヤーサイズ0.51mm(、020)のミディアムとロング、エキストラロングです。

バンドの選び方

6番に入れるバンドは上下左右の4部位で4箱に分かれているバンドSETが使いやすいです。 

購入先は「バルビゾン」です

最初一番の標準の36を試します、次に2つ上の37を試します

(36の次は36.5)

37で大きければ36.5にもどり決定です

バンドはピッタリ!つけます。ゆるいとよく脱離します。よく取れてくるようなら即再製します。 水分があっても通常と同じく接着します(新開発)

GCオルソリーのGlass Bond

マウスピースで小児の歯並びも直せます

例)T4Kの❷のタンタグは最初の1か月です。後は切ります。
 このままでは、口蓋に舌をつける正常咬合になりません!

よく切るのを忘れます

 T4Kは小さいので通常6歳から8歳までが適用です。

T4Kは装置が小さいです。適応が限られます。

「T4K」より「プレオルソ」の方が熱で拡大できるので

こちらの方が成長とともに使えます。

通常の小児矯正は拡大終了後「プレオルソ」を使います。良く治ります!

プレオルソ↓

プレオルソは熱すれば大きさを変えられます!

プレオルソ↓

 反対咬合には「ムーシールド」3歳から8歳につけれれば良く治ります 


これを開発した調布開業の「柳澤 宗光」先生は

今は歯医者をやめて牧師さんをやっています!

この「ムーシールド」の記事が新聞に載ったときは500件以上電話の問い合わせがあったそうです。アメリカで柳澤先生が講演会をやったときは、世界中から著名な矯正医が講演会を受けに来ました!

ムーシールド↓

反対咬合の為のムーシールドの原理

 

ムーシールド自体が歯や顎に力を加えるわけではありません。

次の3つのことが起こり効果を発揮します。

①ムーシールドを装着すると、上のイラストのように舌が上方に位置せざるを得なくなり、上顎を舌で内側から押すようになります。

人の舌の力は、かなり自然で持続的な大きな力です。

②外側のシールドが上唇の余分な力を排除します。そもそも上唇の力が強いとその力で上顎前歯が引っ込んでしまいます。そしてこれをブロックしたあとに、上顎に対して力が内側のみからかかるようになります。

③起きている間、口を必ず必ず閉じさせます。会話はできません。口を閉じると顎に梅干し状になるぐらい下顎に力がかかります。それで反対咬合になった下顎を筋肉で押すようになります。

子供が寝ているときに口を開けてしまうのは、仕方ありません。

 

ムーシールドの使用方法

ムーシールドを装着した状態ですと会話がしづらいため、基本的には就寝時に使用します。昼間に1時間だけ口を閉じて自宅で装着します。

ただ、家でも治療の効果は装置の装着時間に依存しますので、極力長い時間装着した方が効果が出やすいです。

ムーシールドを使用している間に、痛みなどのトラブルは出ませんので、小さなお子様でも安心してご使用いただけます。 

出来るだけ早く使用した方が効果がでます。3歳からできますが、「口に入れる事ができる」のが条件です。

ムーシールドで改善しないなら、フェイスマスクで前方に上顎を引きます。(上顎劣性長の反対咬合)

 6歳から9歳までで、上顎6番が生えて 、ムーシールドで反対咬合が改善しないようなら、ADPフェイスマスクで上顎を前方に引きます。

ADPフェイスマスクは、家にいる時、寝ているときにゴムで上顎の左右6番をゴムで引きます。

 


↓にゴムをかけます。うつぶせ寝でもOKです。

 


22年間の臨床データから小児は拡大後の平均は38.4mmです。

小児は拡大後にワイヤー矯正して38mm台に落ち着くケースが多いです

インビザラインのMy alige Tekより、スマイルデザイナーの方が6-6間の長さを図りやすいです

口腔内をデジタル咬合印象して、すぐに日本製の矯正ソフト

「スマイルデザイナー」でお子様の口腔内の正確な広さを測れます!


ちろんノギスで模型をそのまま

測ってOKです 


アイテロでデジタル印象です。お子さんの印象が簡単です!

開発した岡山市開業の「大塚 淳」先生に教わったところ、プレオルソの左のくぼみは、左の写真の義歯のくぼみになぞらえています。

口を吸うときの口腔内を模しています。

プレオルソの症例①②③

プレオルソの顧問、岡山市開業の大塚 淳先生の症例


 プレオルソの症例② 


 プレオルソの症例③ 

「あいうべ体操」は今内科で病気予防に

大変人気です!

あらましだけは知っておくべき事です。

皆さんが知っている某有名芸能人(グループ)に「小顔になりたい!」

といわれて、これを推薦しました。

結構効果ありました!普通は三っ日坊主で終わります。

ダイエットと同じで、かなりの意志と努力が必要です。

「パタカラ」は1万円で買えます

意志の強い方のみ使用可能です