ビリー・アイリッシュは
インビザライン矯正していました!
インビザラインを付けてままPVを撮影しようとしたことに気が付き、大笑いをして、お兄さんに自分のインビザラインを渡すところです。
ビリー・アイリッシュは2020年1月26日に開催された第62回グラミー賞で、主要4部門を含む合計5部門を受賞。主要部門の独占は39年ぶり史上2度目、女性として初、かつ史上最年少の記録となりました。音楽制作などは、作曲家・音楽プロデューサーでもある実兄フィニアス・オコネルと共同作業を行っています。
インビザライン社は世界的にものすごい宣伝になったそうです!
トム・クルーズも矯正していました!
当院はワイヤー矯正もやります
③・ワイヤー矯正の場合はトム・クルーズと同じ白いブラケットを使用しています!
当院は「InVu(インビュー)」を使用
矯正で歯に着ける装置は「ブラケット」と言います
それはInVuは「壊れやすい」「脱離しやすい」からです!
歯につけるブラケットを「壊れにくい」「取れにくい」物にするのなら「金属ブラケット」や「ジルコニアブラケット(白い)」のにしています。値段もこっちのほうが安いです。
ではなぜ
「金属ブラケット」「ジルコニアブラケット(白い)」
のにしないのでしょうか?
当院はお子様の歯の歯根を
短くさせません!
「小児歯科」のページで述べている「蝶形骨後頭骨結合」が終了する・18歳~20歳ごろに、6歳ぐらいに生えてきた永久歯の歯根が完全に固まります。
歯根が完全に固まるまでに、永久歯に過度な刺激を与えると、歯の「歯根が吸収」して短くなってしまいます!
永久歯に異常な力がかかったらブラケットが「壊れる」「脱離する」ことで、歯への刺激が無くなり、歯へのダメージを防ぐことができます。
←10歳の時から「金属ブラケット」を使用し、歯根吸収を起こした症例(撮影時14歳)
10歳ぐらいから18歳ぐらいの時期にワイヤー矯正をやっていた方が、大人になって来院した時のパノラマ写真をみると、このように1-1番や2-2番、さらには6-6番の歯根がすべて短くなっている!のを多数確認しています。
私は、患者さんから「ブラケットが壊れた!」「ブラケットが外れた!」と言われたら、「安全装置が働いた!」
と大歓迎します!
子供は、歯の装置のことは考えず、口の中で予想外の動きをします。
だから、口の中で異常な力が働いたら、それを消す作用が必要です。
InVeは基準よりも異常な力がかかった時に「壊れてくれる」「外れてくれる」ので安心です!
また、Invuを歯に接着するボンドも、外れやすい物を使っています。
「小児歯科・バンドの選び方」を参照
当院はお子様の歯の歯根を
短くさせません!(アゲイン)
18歳~20歳以前に、「取れない」「欠けない」ブラケット装着で矯正をして
歯に「ジグリング」を起こし歯の根が吸収(根が短くなる)してしまった症例
ジグリングのメカニズム(下右)
歯の根が未完成の時期に、歯をいろいろな方向に動かしてしまうと、歯根の3分の1の所を支点として、歯の根が骨の中で回転を起こしてしまいます。
そして、そこの骨が吸収して無くなります。
それにより、歯の先端が短くなってしまいます。
他の症例
31歳、女性、職業・会社員、16年前に矯正終了した。
12歳から15歳までメタルブラケットを使用した。
2025年5月22日に当院で初めて3DCTを撮ると
下顎左右の1番の根尖部にジグリングの後を確認しました。
下顎の骨を平行に切ると、下顎左右の1番の根尖の骨が溶けています。
下顎の右1番は、歯根が極端に短くなっています。
差し歯の場合
それと同じ事で歯科で、歯に入れる「差し歯」や「クラウン」(金属のかぶせ物)の補綴物も、取れてきて大歓迎!なのです。
歯は何か異常な要因がないと外れてきません。そのまま問題を解決しなければ、最悪歯が歯根から2つに割れてしまいます。
歯が割れると人間は「大食細胞」を大量に作り 炎症が他の骨に波及しないようにします。
そうすると、この割れた所の骨は短期間で骨吸収を起こし、急激に骨が減ってしまします。
こうなると、一刻も早く抜歯しなければなりません!
←歯根破折した症例
(CT写真)
❶この症例は、最初は3・4番の単冠と⑤6⑦のインプラントのBr(ブリッジ)に分かれれていました(上左の写真)。
❷⑤6⑦のインプラントBrが良く脱離してくるので「3・4番の単冠と⑤6⑦のインプラントBrを全てつないで取れないようにしてくれ!」という患者さんの強い申し出がありました。
❸言われる通りに2つを1つに繋ぎました。
上の写真の青の←のビフォーアフターを確認してください。形が違います。
これで3番・4番と繋いだインプラントのBrは外れてこなくなると思いきや、1か月たたないうちに、4番の歯が、真っ二つに割れてきました。またその歯の周りが張れてきました!
❹歯のかぶせ物に何かあっても、外れることができない(脱離できない)ようながんじがらめの状態になると、このような最悪の事態になります。
この4番は、③④⑤6⑦のBrを一旦外して、④番を抜歯し、Brを修正しました。
歯が脱離することは「悪」ではありません。
むしろ「安全装置」が働いた!と喜ぶべきです。
4番の根の破折(3DCT写真)
これは典型的な「歯根破折」のX線写真です
たった1か月でこれだけ骨が無くなります
5番を抜歯してBr(ブリッジ)修正後の写真
当院の矯正ブラケットは「壊れやすい」「外れやすい」ことを最初に説明します。
また、同様に「差し歯」「クラウン」が外れてきても、基準以上の力が歯にかかると外れてくる、歯を保護する「緩い接着剤」を使用している事を説明します。
30年前、「ケタック」という接着剤で歯を接着すると、補綴物が全く取れてこなかったのですが、当時歯根破折が異常に増えました。
「ケタック」の開発企業は、1年後に 硬さをや「柔らかく」なるように改良しました。
入れ歯に関しても同じです。
固定のBr(リジット)と違い、入れ歯(フレキシブル)の利点は
「何かあれば入れ歯が外れてくる!」のが利点です。そうやって歯を守ります。
それをうまく設定するのが歯科医師の腕なのです!
良く入れ歯が緩い!と目くじらを立ててくる患者さんがいますが、強い力が歯にかかった時に入れ歯が外れるなら
❶外れないような食べ物を選ぶ
❷他の歯で噛む
❸外れないような噛み方をすべきなのです。
そうしないと、入れ歯の金属の鈎歯となる歯はどんどん歯周炎になり、揺れてきてやがては抜けてきます